39歳チェゲバラ | ○。あることないこと。○

39歳チェゲバラ

みてきました。
「チェゲバラ39歳別れの手紙」
以下ネタバレしかありません。

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無念やなあ…

処刑されて
地面→ホワイトアウト とか…


志半ばで死ぬってのはたまらんですなぁ

わかっていたけど
捕まって処刑されるとわかっていたけど
尺的にもそろそろ終わりとわかっていたけど

「この見張り兵士が逃がしてくれるんちゃうか」
とか淡い希望を持ってみたりね。


カストロは勝利して生きているんだけど
五稜郭の土方さんをふと思ったり。

どうしてボリビアの民衆は革命の味方をしないんだと
憤慨してみたり。

うまくいかなかったねえ
ゲバラさん。

フィクションじゃないから重い。
重い重い重い。


米国さんをオブラートに包みすぎちゃうか、とは思ったが
しかし制作陣は褒めたたえたい。
いやむしろ褒めちぎりたい。

第一部28歳~は
ゲバラとなかまたちで
キューバ革命を成功させるという
言うなれば映画向きな
もっと言ってしまえばエンターテイメントな素材

ですが

第二部39歳~は

重い重い重い重い重い。
ゲバラが次の解放に向かうが
うまくいかない
歯車が噛み合わない
仲間が次々死ぬ
民衆にも裏切られる
揚句に捕まってあっさり殺される。
…重いし、面白みに欠けるし、バッドエンドだし。
よく作ったなあ。

でもこれがゲバラの人生だものなあ。



大日本帝国軍の
アジアの解放という大義名分が
どこまでも本当だったとしたら

お米さんって何者?いや、何様?
正義ってなに?

ま、お米さん及び列強が正義だとは遥か昔から思ってませんが
搾取する側が完全に悪かというと
…どうなんでしょうね

ふむむむ